目指せ!Acute care surgeon

Acute care surgeryにまつわる私見を交えたお話(いつでもご意見/御指導コメントください)

番外⑦第45回日本救急学会総会

最近試験勉強を猛烈に行っていた関係もありまたもや投稿が滞りました。マルチタスク処理ができていないですね。猛勉強の最中、ふと大学入試のセンター試験のあの独特な雰囲気が脳裏に浮かびました、良い思い出であり辛い思い出でもあります。医学以外の昔の…

番外⑥ ACSとlaparoscopic

今週は福岡で第25回JDDWが開催されています。学会自体には業務上参加は困難でしたが、今回 6th Lap colorectal advanced seminar に参加してきました。 今回の考察は、上記セミナーの内容や内視鏡外科専門医の話とは異なり、ACS領域と腹腔鏡手術についてです…

多発外傷⑭ 骨盤外傷 不必要事例はゼロにしない

今回は骨盤外傷についてです。 鈍的外傷が多い本邦では比較的よく遭遇する外傷です。 重症度は様々で、例えば恥骨に骨折線が入っているのみのものから、 不安定型骨盤骨折で大量後腹膜出血により致死的ものまであります。 PTD(防ぎ得た死)の中に占める割合…

番外⑤ 第9回ACS発表後

滞在時間も短く、あっと言う間の札幌でした。 小生の小さな発表はさて置き、幾つかの有意義な考えを頂く事ができました。 中でも印象的であったのは 『Acute care surgeonは外科専門医であるべきである』と複数の国手達もはっきりと言及していた事です。 ACS…

番外④ 第9回ACS学会 札幌に向けて

今日から札幌でACS学会ですね。 業務上明日小さな発表のみです。 勿論他のAcute care surgeon からも吸収してきます。ACSの未来に向けて熱い議論が交わされるのでしょうか? 最近ACS症例が多くよい疲労感のまま北海道へ向かいます。 話は変わりますが、来年…

番外③ Off-the job trainingの真の意義

ある外傷手術Off the job trainingに向けて粛々と事前勉強をしていましたので最近更新が滞っていました。 体幹部外傷を中心に診療を行うAcute care surgeonのためのOff the job trainingとしては、「ATOM」、「SSTT」、「DSTC」、「献体による外傷手術修練」…

多発外傷⑬ 頸部損傷:ZoneIIが馴染み深い?

今回は頸部損傷について考えていきます。 (本当は肝損傷から脾損傷の流れなのですがすみません。) いつもの事ですがOUTPUT+忘備録なので駄文はご容赦ください。 まずは有名なZone分類から ZoneI 輪状軟骨~鎖骨 ZoneII 輪状軟骨~下顎角 ZoneIII 下顎角~…

多発外傷⑫ 肝損傷 PHPとNOM

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得(ACSとして何ができるか?) ③頭部外傷(二次性脳損傷予防) ④四肢外傷(PTD+PTD、四肢コンパートメント) ⑤胸部外傷:胸腔ドレナージから開胸、蘇生的開胸適応(特に鈍的、10分?) 今回から腹部…

多発外傷⑪-3 外傷CPAの開胸ジレンマ

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得(ACSとして何ができるか?) ③頭部外傷(二次性脳損傷予防) ④四肢外傷(PTD+PTD、四肢コンパートメント) ⑤胸部外傷:胸腔ドレナージから開胸、蘇生的開胸のこだわり 今回は開胸の適応、特にCPAOA…

多発外傷⑪-2 蘇生的開胸の小さな?こだわり

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得(ACSとして何ができるか?) ③頭部外傷(二次性脳損傷予防) ④四肢外傷(PTD+PTD、四肢コンパートメント) ⑤胸部外傷:胸腔ドレナージから開胸 今回も胸部外傷について、特に開胸について考えてい…

多発外傷⑪-1 開胸を予想して胸腔ドレナージ

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 (ACSとして何ができるか?) ③頭部外傷(二次性脳損傷予防) ④四肢外傷(PTD+PTD、四肢コンパートメント) 今回は胸部外傷です。 良く遭遇するのは肋骨骨折、肺挫傷・血胸、気胸でしょうか。 Surg…

多発外傷⑩ 四肢外傷:PTDからPTD

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 (ACSとして何ができるか?) ③ACSと頭部外傷(今後もっと考えます) 今回は四肢外傷治療について考えていきます。 Primary surveyと蘇生の面からはやはり「止血」です。 切断肢・長管骨多発骨折や…

多発外傷⑨ ACSの頭を悩ませる重症頭部外傷

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 ⇒Air wayと『焦り』のメカニズムを理解し、「不安」を減らす ⇒Breathing: 緊張性気胸疑いに「躊躇」は不要 ⇒Circulation:『準備』なくして対応はできない。 『不確実な』出血の可能性を常に考慮。 …

番外② 第31回外傷学会後

さて外傷学会も終わり、明日から通常業務再開です。滞在時間も少なめでしたが有意義でした。 国手たちの口演も勉強になりましたが、ポスター発表も多く「おっ!」というダイヤの原石的なものも多くありました。 1)膵損傷における主膵管再建やLetton&Willso…

番外①:第31回外傷学会

明日から横浜で外傷学会ですね。 Acute care surgeonとして?、外科系学会に加えて、 Acute care surgery学会、救急学会、外傷学会への発表や参加を可能な限り…。 多発外傷についての私見を記していますが(忘備録の面が強いですが)、 今後は、頭頸部、顔面…

多発外傷⑧ DCS 『戦略の集合体』

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 ⇒Air wayと『焦り』のメカニズムを理解し、「不安」を減らす ⇒Breathing: 緊張性気胸疑いに「躊躇」は不要 ⇒Circulation:『準備』なくして対応はできない。 『不確実な』出血の可能性を常に考慮。 …

多発外傷⑦ 負のスパイラルと『ダメコン』

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 ⇒Air wayと『焦り』のメカニズムを理解し、「不安」を減らす ⇒Breathing: 緊張性気胸疑いに「躊躇」は不要 ⇒Circulation:『準備』なくして対応はできない。 『不確実な』出血の可能性を常に考慮。 …

多発外傷⑥ 出血部位と『不確実性』

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 ⇒Air wayと『焦り』のメカニズムを理解し、「不安」を減らす ⇒Breathing: 緊張性気胸疑いに「躊躇」は不要 ⇒Circulation:『準備』なくして対応はできない。 前回に引き続き、Cの異常の中の出血性シ…

多発外傷⑤ 出血と『準備』

●多発外傷の定義は 『6身体部位(頭頸部、顔面、胸部、腹部・骨盤内臓器、四肢・骨盤)のうち AIS(Abbrebiated injury score)3点以上の部位が2か所以上』でした。 ●これまでのまとめは ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 ⇒Air wayと『焦り』のメカニズム…

多発外傷④ 緊張性気胸と『躊躇』

【前回までのまとめ】 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得⇒Air wayと『焦り』のメカニズムを理解し、「不安」を減らす さて今回はABCDEアプローチの「B:Breathing」です。 Flail Chest, Tension pneumothorax, Open pneumothorax, Massive hemothorax 上記4…

多発外傷③ Airwayと『焦り』

多発外傷へのアプローチを理解するには「道のりは遠いですが」 ①Primary surveyの習得 ②蘇生の習得 がまずは必要ではないか という話をさせていただきました。 今回はABCDEアプローチのなかの『A: Air way』のアプローチです。 「気道確保ができるか?」 適…

多発外傷② マルチタスク処理

多発外傷とマルチタスク処理 近頃、AI(Artificial Intelligence)がまた気になってきました。 シンギュラリティー(コンピューターが全人類の知性を超える未来のある時点)はいつになるのかは完全に予測するのは困難ですが、医者を引退するまでにはもっとAI…

多発外傷

多発外傷の定義は 『6身体部位(頭頸部、顔面、胸部、腹部・骨盤内臓器、四肢・骨盤)のうち AIS(Abbrebiated injury score)3点以上の部位が2か所以上』である。 多発外傷が苦手な医師、研修医は多い印象があります。 それはどうしてでしょうか? おそらく…

ご挨拶

ブログを立ち上げると同時並行でAcute care surgery teamの発足を行い、おかげ様で発足できましたので、これまでの経過と今後の展開を忘備録という側面としてもブログにアップしていこうと考えます。 まず堅苦しい話から。 外科の未来はどうなるのか?と考え…

acute care surgery忘備録

消化器外科➕acute care surgery(emergency general surgery + trauma surgery + surgical critical care)の両立を目指して奮闘中!現在気になる事・新専門医制度における教育・統計学の基礎・市中病院での利点