番外③ Off-the job trainingの真の意義
ある外傷手術Off the job trainingに向けて粛々と事前勉強をしていましたので最近更新が滞っていました。
体幹部外傷を中心に診療を行うAcute care surgeonのためのOff the job trainingとしては、「ATOM」、「SSTT」、「DSTC」、「献体による外傷手術修練」などが代表的です。
それぞれ異なった長所がありますが、いずれも背景に『外傷手術の減少とその特殊性』があり、戦略(手術 vs NOM、開胸first vs開腹firstなど)と戦術(DCSを含む術式選択など)をOff the job trainingで身につけていきます。
特にそのなかでも自身にとって、
①選択困難例直面時に立ち返る汎用的ロジック
②国手・先人の医師たちが身をもって経験しているピットフォール
の以上の2種類のパールを吸収することが何物にも代えがたいです。
またもう一つ外せないのが、
③自分の戦略や技術をより経験がある医師+初対面の医師に披露・評価されること。
(勝手知ったる関係でもなく、所謂お互いの慣れもない)
単純な剥離・運針・結紮等でも良い緊張感があり、1日もしくは数日の外科研修では到底体験できないことも受講を受ける側は意識すべき利点だと考えます。もちろん実臨床時ほどの感情(叱咤など)はないですが。
詳細公開は致しませんが、4つのコースをそれぞれ受講してからの感想です。
また今後も診療・教育・研究(+学会発表/出席+ブログ更新?)部門で精進します。